ベルギー出身で19世紀後半のフランスの作曲家セザール・フランクは、 「ヴァイオリンソナタ イ長調」「交響曲 ニ短調」などの作品で有名ですが、 自身はオルガニストとして、また教育者として長く活動し、ピアノやハーモニウムなどの鍵盤作品にも多くの楽曲を残しました。
そんなフランクの鍵盤作品の中から、 魅力的な小品の集まりである『18曲の小前奏曲集』に含まれている「クルーズ地方の歌」をとりあげてみました。