花 / ソロ・ベースのしらべ ベスト・セレクション (瀧 廉太郎) / エレキベース 上級

これはアレンジ的にはきれいにまとまりましたね。なかなか美しいフレーズに仕上がったと思います。メロディに間（ま）が多いでしょ。そこをベース音と経過音とで埋めたんですよ。そのためにスムーズに流れているんです。コードはI、IV、Vしか登場しません。だからテクニック的にはそれほど難しくないと思いますよ。ただ、ピッキングが途中で混乱してしまうかもしれません。音の順番をしっかり把握してから弾くといいでしょう。では、細かい部分を見ていきましょう。①：最初の４小節はイントロです。で、ここの①の部分が美しいんですよね。最初のヤマ場です。１弦上でのポジション移動をスムーズにやることが必要ですね。②：最初に１&２弦の９フレットを人差指でセーハします。そして１弦９フレットのE音を確実に４拍ぶん伸ばしましょう。③：ここはスムーズに、流れるように弾きましょう。ここがこの曲の最難関と言えるでしょうね。テクニックという意味ではなく、いかに音楽的に弾けるか、ということです。④：きれいなアルペジオでしょ。運指に注意してスムーズに弾いてください。