クロード・ドビュッシーが愛娘クロード・エマのためにの作曲したといわれるピアノ曲集「子供の領分」より、「ゴリウォーグのケークウォーク」をユーフォニアム・テューバ4重奏に編曲しました。
ジャズの発祥の一つともいわれる2拍子のダンス音楽「ケークウォーク」を題材にした非常にリズミカルな曲ですが、ドビュッシーは毛嫌いしていた音楽と言われており、共に嫌いであったワーグナーのトリスタンとイゾルデの中の一節も盛り込み皮肉るような曲になっています。
低音で演奏される際の重さを感じさせない、ユーモラスな演奏を心がけるとよいでしょう。
編成:ユーフォニアム×2、テューバ×2
(1stテューバはHigh Bbまで出てきます。Eb管またはF管の使用をお勧めします)
調性:Bb Major(原調:Eb Major)
【演奏上の注意】
・特に2nd Tubaが音が低い箇所が多いため、重くなりすぎないように、ニュアンスを出すことを大事にしましょう。
・中間部はCedez(rit)などテンポを揺らす場面が多いです。しっかり原曲を聴いた上でアンサンブルして表現しましょう。