新記譜法color5による楽譜出版第21弾は、ラヴェルの傑作《高雅で感傷的なワルツ》です。
color5は次の特長により譜読みが数倍速くなる記譜法です。
1:全ての音符に♯♭を示す色を付与
♯=赤、♭=青、♯♯=橙、♭♭=水色、ナチュラル=黒
2:音の高さ=音符の位置
(つまり、全てのオクターブを同じ幅で表示)
3:加線を最小限に抑制
2、3は次により実現しています
(1)大譜表の上下段を最小限の幅に
(2)適宜、高/低音部に2オクターブ上/下を示す五線を追加
(3)オッターヴァの使用は禁止
ラヴェル作品の中でも特に密集した和音や臨時記号が多いこの作品では、このcolor5記譜法は重宝します。また、この作品は4小節毎に音楽が展開するため、ほぼ4小節毎に改行しているため、大変読みやすくなっております。
当版は原典版であるため、作曲家が残した情報をそのまま記載しておりますが、編集者による指使いとペダリングもそれと分かるよう追記しております。
指使いは、ペルルミュテール版を参考に、よりポジション移動の少ない=最小限の手の動きで演奏できるようにしたものを採用しております。手の交差も表現上必要な箇所以外は排除しています。数字が音符の上にあれば右手、下が左手。イタリック体は作曲者による指示です。
楽譜の誤謬は、春秋社版(森安氏校訂)、全音版(三善氏校訂)などを参考に修正しております。
≪この楽譜はカラーユニバーサルデザインに準拠した配色です。iPad等のタブレットで表示したときに一般色覚者・色弱者共に最良となるように調整しました。是非、上記サンプルご確認の上ご購入ください。≫
もし問題点等ございましたら、楽譜上のURLを通じてご連絡をお待ちしております。
*仕様*
記譜法:color5 (カラーユニバーサルデザイン対応)
サイズ:A4縦
運指(指使い):有りのみ