歌の間を台詞でつないでいくオペラコミック様式で書かれた『カルメン』。ビゼーが革新的な作品を、と願って作り上げた本作は今でこそクラシックの定番曲ですが、初演は悪評の嵐だったのです。この「第1幕への前奏曲」は、独立した管弦楽曲として演奏される機会も多い、カルメンの代名詞と言えます。